植物と人々の博物館の由来と活動
2003年10月16日に雑穀在来品種を保存、普及することを目的に設立したミレット・コンプレックスは、第1回雑穀栽培講習会を2004年5月に行い、地域の栽培技術顧問の指導により雑穀在来品種を保存し、理解を深めるために雑穀文化セミナーを開催してきました。第5回雑穀栽培講習会(2006年5月)からこの活動は「植物と人々の博物館」の事業として引き継ぎました。
プロジェクトの目的
エコミュージアム日本村のコアミュージアムが「植物と人々の博物館」です。植物と人々をめぐる伝統的智恵を受け継ぎ、秩父多摩甲斐国立公園内での山村振興モデルを提案します。
小菅村を訪れると、美しい自然、採りたての山川の幸、雑穀や野菜の在来食材、郷土の伝統料理、心地よい温泉をゆったりと楽しむことができます。そのうえ、植物と人々をめぐる絵本、農林業の実用書、料理書、植物誌、植物学の古典書など良い本にめぐり会えます。
プロジェクトの主体
小菅村のミューゼス研究会と東京学芸大学環境教育実践施設民族植物学研究室が中心になって進めています。ミューゼス研究会はエコミュージアムづくりの具体的な企画や将来計画を検討しています。山梨県小菅村教育委員会の承認の下に中央公民館内に置かれ、日常管理業務はNPO法人自然文化誌研究会に委託しています。
植物と人々の博物館 メンバー
館長
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木下善晴(小菅村橋立)
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顧問研究員
(非常勤) |
安孫子昭二(考古学)
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専従研究員
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木俣美樹男(自然文化誌研究会/担当運営委員、民族植物学、環境教育学)
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研究員
(非常勤) |
西村俊(自然文化誌研究会/担当理事、触媒化学)
川上香(民族植物学)
藤盛礼恵(自然文化誌研究会/運営委員、環境教育学)
井上典昭(生物学)
岩渕裕子(環境科学)
大澤由実(民族植物学)
塚原東吾(科学史)
和田綾子(環境教育学)
渡辺隆一(環境教育学) 他
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伝統知
伝承顧問 |
岡部良雄(丹波山村)
中川智(上野原市西原)
守屋あき子(小菅村中組) 他
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事務局
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黒澤友彦(NPO法人自然文化誌研究会/事務局長)
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友の会会員
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自然文化誌研究会会員 他
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